人妻！人妻！人妻！

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登場人物

小峰　知美　：２８歳
佐々木　裕　：３３歳
　　　　洋子：３１歳

＊登場人物、内容はフィクションです。

１．お泊まり

「明日は休みだし、今日は早く帰れるかも」
「そう、じゃあご飯用意して待ってる」
裕は玄関で見送る洋子と達也に手を振り会社に向かった。
知美との逢瀬から、約1ヶ月が経っていた。
その間、メールでの他愛の無いやり取りは続いていた。
あまりにも盛り上がった炎を鎮火するための期間。
互いにそう思い、エッチな話し、合う約束は口に出さなかった。

　昼休み何時もの様に携帯のメールをチェックする。
受信が一件あり、妻の洋子からだった。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

お疲れさま。
今日仕事何時頃に終わる？
達也が純君とどうしてもお泊まりしたいって。
明日休みだし、断ろうか？

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

裕は少し考え、洋子に電話した。

「もしもし。俺、メール見たよ」
「そう言う事なんだけど、、、どうする？断ろうか？」
「ん～俺は別に良いよ。どうせ休みだし」
「解った。純君ママにも聞いてみる。仕事中にごめんね」
「大丈夫。じゃあ宜しく」

漠然とした期待が裕の頬を弛ませた。
午後からの仕事をそつなくこなし、定時を少し回ったのを確認し席を立った。
同僚からの飲み会を断り家に着いたのは１９時を少し回って居た。

「ただいま～」
玄関を開けると、ドタバタと達也と純君が駆けて来た。
「おぉ～達也に純君。ただいま」
「お帰り！さっ行こ！」
いつもなら抱きついてだっこをねだる達也が純君の手を引いて戻っていく。
子供達と入れ替わりに洋子と知美が出迎えに来た。
「お帰り～知美さんも来てるわよ」
「お帰りなさい。すいません突然お邪魔して、、、」
「ただいま。いえ、気にしないで下さい」
そう言いながら視線を合わせないようにリビングへ向かった。

２．パーティー

「今日、純君パパが急な出張なんだって。で、どうせなら一緒に晩ご飯でもって」
「そうなんだ。子供達は食べたの？」
「殆ど食べずに、遊んじゃって。まぁ今日くらい良いかって」
洋子は笑いながら知美を見た。
「ホントすいません。何だか、迷惑かけちゃって、、、」
「良いの良いの。さっ知美さん飲みましょう」
「えっええ、、、」
遠慮がちにグラスを持ち上げる知美に、洋子はビールを注いだ。
「あなた、子供達先にお風呂入れてくれる？」
「あぁ良いよ」
「そんな、、、」
「良いの良いの。今日はもう主婦業は終わり」
洋子はケタケタと笑いながら、ビールに口を付けた。

子供達を風呂に入れ、部屋着に着替えリビングへ戻ると笑い声が聞こえた。
洋子のペースに引き込まれるように知美の酒量も増え、うっすらと顔を赤くさせていた。
「ふぅ、俺も貰おうかな」
「お疲れ～」
「有り難う御座います。純まで入れていただいて」
「いえいえ、ついでですし、面白かったですよ」
裕はグラスに注がれたビールを一気に飲み干し声を上げた。
「さぁ、後は飲むだけだ～」
洋子の明るい声が響き、裕も知美も笑った。

22時を過ぎた頃、子供達がリビングへやって来た。
「ママ、ぼく何処で寝るの？」
遊び疲れたのか、目を擦りながら純が聞いてきた。
「もうそんな時間か。よし！お布団ひこう！」
「私も手伝います」
「良いから、知美さんは座って飲んでて。直ぐ終わるから」
洋子は子供達を引き連れ、子供部屋に向かった。
少しの沈黙の後、知美が口を開いた。
「いい、奥さんですね、、、」
「えっ、、、？」
「明るくて、ハキハキしてて、優しくて、、、」
「ん、そうだね」
「なんで、、、私なんかと、、、」
「、、、、、、」
知美が俯き、裕は答えに窮した。
キャッキャと子供部屋から聞こえる声が、リビングの空気を重くする。
おもむろに裕は立ち上がり、子供部屋に向かった。
知美の席の後ろで一旦立ち止まり、顔を上げる知美にキスをした。
ふっと軽く触れるキス。
「んっ、、、」
「そう言う事は言わないの」
小さく呟き、知美に微笑んだ。
「、、、、、、」
抗議と嬉しさの混じった潤んだ目で、知美は裕を睨んだ。
「俺も手伝うよ～！」
裕は乱入する様に子供部屋に向かい、知美は目を擦り顔を上げた。
「私も手伝いま～す！」
裕の後に続いて、知美も子供部屋に歩き始めた。

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