人妻！人妻！人妻！

上記の広告は１ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

登場人物

小峰　知美　：２８歳
佐々木　裕　：３３歳
　　　　洋子：３１歳

＊登場人物、内容はフィクションです。

３．一つ屋根の下

「あら、手伝ってくれるの？」
部屋に入ると子供達に手を焼きながら布団を敷く洋子が振り向いた。
「あぁ、手伝いに来たけど・・・」
洋子と裕、後から続いた知美は顔を見合わせて笑った。
「全然敷かせてくれないの」
子供達は布団の上で飛び跳ね、遊んでいる。
「どおりで、キャッキャとうるさいわけだ」
「こら、純！お布団敷けないでしょ！」
「だって、楽しいよ～」
「ママ達もやってごらんよ～」
無邪気に跳ね回る子供達を退かせながら、3人は布団を敷き終えた。
「布団の中でゴロゴロしてなさい」
文句を言う子供達を布団に寝かせ、常夜灯を灯す。
「ママ達はあっちにいるからね」
そう言って、裕達はリビングに戻った。

「ホントすいません。夜遅くまで、、、」
「良いの良いの。達也も楽しそうだし。知美さんの分も布団敷いてあるから、ゆっくりしていって

」
「そんな、、、迷惑じゃ、、、？」
「一人も二人も変わらないじゃない、ねぇあなた？」
「あぁ、そうだね」
突然話を振られ、ビールを零しそうになりながら裕は答えた。
「あっ、、、じゃあ、お言葉に甘えようかな、、、」
「良し！そうと決まれば、知美さんお風呂入っちゃいなよ」
「えっ、、洋子さんが先に、、、」
「良いの良いの、私は朝浴びればいいから、そんな格好で寝る訳に行かないでしょ？」
スカートにブラウス姿の知美に洋子は言葉を続けた。
「お風呂入ってから、ゆっくり飲み直せば良いんだから」
洋子は半ば強引に知美を立たせ、背中を押すようにバスルームへ連れていった。
裕は平静を装いながらも、事の成り行きを見守り心の中でガッツポーズを決めていた。
「此処にパジャマ置いとくね～」

洋子はパタパタと知美の準備を済ませ、テーブルに戻ってきた。
「ふぅ、、、ごめんね。せっかくの休みに」
「ん？良いんじゃない？達也も洋子も楽しそうだよ」
「たまには、こういう日があっても良いかな～幼稚園のママ達と飲む機会って無いから」
「そうだね。たまには、ね」
裕は洋子にビールを注ぎ直し、グラスに口を付けた。
向かい合い何気ない話をしながらも、裕は知美のことが気になった。
バスルームから聞こえる微かな水音を聞きながら、洋子と話す。
「どうしたの？」
「んっ？なにが？」
「私の話聞いてる？」
「あぁ、ごめん、、、子供達寝たかな～って気になって、、、」
「そっか、流石に寝たんじゃない？」
「そうみたい。子供部屋からも音聞こえなくなったし」
洋子の突っ込みにドキドキしながらも、自然を装い子供部屋へ目をやった。

４．二次会

　知美が入浴中に洋子は洗い物を片づけ、二人はほぼ同時に席に着いた。
「ふぅ、、、気持ちよかった、、、すいません。お風呂まで頂いちゃって」
「でしょ？さぁ、さっぱりしたところで、飲みますか！」
洋子は冷蔵庫から冷えたビールを取り出し裕と知美に注いだ。
子供の話、幼稚園での話、家庭での話。
洋子と知美はケタケタと笑いながら話し続けた。
裕はビールを飲みながら二人の会話を聞いていた。
盗み見るように知美を見ながら、、、
風呂上がりの知美はしっとりと濡れた髪から微かにシャンプーの香りを漂わせ、顔を紅潮させてい

る。
胸元が軽く開いたボタンシャツと同じ柄のパンツのパジャマ姿が新鮮だった。

ビールが進むうちに洋子も知美も酔いが回り顔が赤くなってきた。
「ちょっとトイレ、、、」
ふらふらと立ち上がる洋子に知美が声を掛ける。
「大丈夫ですか？」
「んっ、、、ダメかも、、、飲み過ぎたかな、、、」
洋子は笑いながら手を振り、トイレへ向かった。
トイレのドアが閉まると、知美が裕へ振り向いた。
「私も飲み過ぎたみたい、、、」
幼稚園の慰労会で見せた悪戯っぽい笑みを浮かべながら裕を見つめた。
「結構飲んでるモンね」
「ん、、、洋子さんに、二人のこと言っちゃおうかな～」
「えっ！」
裕の動揺を楽しむように、知美は笑う。
「キスしてくれたら黙ってる」
知美は裕に聞こえるように呟き、目を瞑った。
「今？此処で？」
知美は黙ったまま軽く口を突き出す。
裕は頭を掻き、トイレから出てこない洋子を気にしながら唇を重ねた。
「んっ、、、、、、」
軽いキスを交わし、二人は顔を見合わせた。
「ふふふっ、、、」
知美は嬉しそうに小さく笑い、裕も笑いながら知美に答えた。
「もぉ、、、積極的何だか、責められ好き何だか」
トイレを流す音が聞こえ、二人は何事もなかったかのようにグラスを持った。
「あぁぁ、、、飲み過ぎた、、、私、、、もう寝るね、、、」
「おい、、、大丈夫か？」
「ダメみたい、、、知美さんごめんね～先寝るわ～」
「あっ、、、じゃぁ私も寝ようかな、、、」
「んっ、、、お休み～～」
洋子はフラフラと寝室への階段を登っていった。
「洋子さん大丈夫かな？」
「ん～楽しかったんじゃない？こういうの久しぶりだし」
「裕さんは寝ないの？」
「ん～もうちょっと飲んでから寝ようかな～」
「じゃぁ、、、私ももうちょっと、、、」
知美の目が妖しく光った。
「そっち、、、隣りに座っちゃおうかな～」
そう言うと知美はグラスを片手に、裕の隣りに座った。
「じゃあ、二次会にかんぱ～い、、、」
知美は小さな声で呟きグラスを持ち上げ、つられて裕も軽くグラスを合わせた。
グラスのぶつかる小さな音が響き、二人はキスをした。

←前を読む　　続きを読む→