人妻！人妻！人妻！

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セクハラと人妻

登場人物

佐藤　真由：34歳
五十嵐　努：52歳　営業所長
木村　義隆：26歳　営業

＊登場人物、内容はフィクションです。

１１．希望

　所長室から飛び出すように出てきた真由に好奇の視線が集まった。
真由はそんな男達の視線を浴びながら、自分の机に座った。
泣きそうな顔をパソコンのモニターで隠すように俯き、仕事の振りをする。
体に悪寒が走り、抱えるように両腕をさすった。
「真由ちゃん、どうしたの？所長に何か言われた？」
真由の様子に興味を持った男達が、真由の机を取り囲んだ。
「いえ、、何でもありませんから、、、」
「そう？何かあったら言いなよ。協力するからさ」
心配そうに覗き込む男達の顔が、ニヤニヤと笑って見える。
「ほっ、、ホントに大丈夫ですから」
真由は無理に笑いかけ、パソコンに向かった。
　　”この人達だって・・・”
不信が疑心を産み、男達の視線が、会話が、全てが信じられなかった。
「おい！何遊んでるんだ！仕事しろ！」
いつの間にか出てきた所長の声に、男達が蜘蛛の子を散らすように真由から去っていく。
「真由ちゃ～ん。これ、今日中にね」
うって変わった猫なで声と共に、真由の机にファイルが置かれた。
「あっ、、、は、、はい、、、、」
「今度の会議に使う資料だから」
真由の肩に手を乗せ、耳元で五十嵐が呟いた。
「はい、、、、」
真由は頷くように俯き、おぞましさを必死で耐えた。
「じゃあ、宜しくね～」
去り際に五十嵐の手が背中を撫で、ブラをなぞる。
「くっ、、、、、、」
目尻から零れそうな涙を必死で抑え、真由はファイルを手にした。
「、、、えっ？」
ファイルには一枚の紙が挟んであった。

今日、皆が帰った後、写真とデーターは返す。

たった１行の殴り書き。
真由は自分の目が信じられなかった。
傲慢で横柄な五十嵐が自ら写真を返すとは思っていなかった。
直談判で警察に訴えると言ったのが功を奏したとしか思えなかった。
「良かった、、、」
これで、心おきなく此処を辞められる。
真由は小さく呟き、パソコンに向かった。

１２．恥辱の残業

「真由ちゃんはまだ残るの？」
「ええ、もうちょっと、、、会議の資料が、、、」
「そっ、じゃあお先～」
最後の社員が事務所を後にし、所長室に篭もる五十嵐の他は誰も居なくなった。
真由は男を見送り五分ほど待ってから、所長室のドアをノックした。
「失礼します、、、」
「おぉ、待ってたよ。みんなは帰ったのかな？」
「はい、、、で、約束の件ですが、、、」
「今出すから、そこに座って、、、」
五十嵐がソファーを指さし、机を開いた。
警戒したったままの真由をよそ目に、五十嵐は茶封筒を手にソファーに座った。
「これに約束の写真とデーターが入っている」
封筒から写真と白いＣＤを出し、真由に見せてから再び封筒入れ直しテーブルに置いた。
「今回のことは本当に済まなかった」
「、、、、、」
頭を下げる五十嵐を見下ろし無言のまま睨み付ける。
「出来心って言うか、、佐藤君があまりにも魅力的で、、、つい、、、」
顔を上げた五十嵐を睨みながら、真由は声を上げた。
「ついって、あんな卑劣な写真を取っておきながら！どれだけ傷ついたか解りますか！！」
「本当に済まなかった」
再び深々と頭を下げ、五十嵐が謝る。
「済まないで済めば、警察なんて要りません！」
「それを何とか、、、警察だけは、、、、」
五十嵐が真由の足下で土下座をし、床に頭を擦り付ける。
「なっ、、そんな事されたって、困ります！」
真由は胸元で腕を組み、五十嵐に軽蔑の眼差しを向けた。
　　”何て小さい男なの！”
「そうですよね～困りますよね～」
顔を上げた五十嵐の顔が醜く笑い、真由を見上げた。
「えっ！？」
異常な五十嵐の雰囲気に引き下がろうとした真由の足に五十嵐が擦り付いてきた。
「えっ！？きゃあっ！！」
五十嵐に膝を取られ、真由は冷たい床に尻餅を着いた。
「ちょっ！止めて下さい！！声出しますよ！！」
「真由ちゃんが悪いんだよ。そんなパンツを履いて俺を誘惑するから」
「えっ！？あっ！？見ないで下さい！！」
真由は膝を閉じ、五十嵐から逃れようと後ずさりした。
五十嵐も真由に続くように這い進み、真由を壁際へ追いつめる。
「ちょっ！！何するんですか！？警察呼びますよ！！」
「声出したって、誰も来やしないさ。みんな帰ったんだから」
「止めて下さい！！」
五十嵐が真由の足首に手を掛け、強く引き始めた。
「こっちは何度も拝んでるんだ。今更恥ずかしがる事はないだろ？」
五十嵐の手で開かれた膝を閉じ、奥を覗く視線を遮ろうとスカートを抑える。
「止めて！！止めて下さい！！」
「此処まで来て止めれるわけがないだろ！」
もの凄い力で足が開かれ、五十嵐が体を入れてくる。
真由は五十嵐を押しのけようと髪の毛を掴み、顔を押した。
手の平が五十嵐の汗と脂でベトベトになる。
五十嵐が覆い被さり、耳元に臭く荒い息が吹き掛かる。
「悪い様にはしない。大丈夫だから」
「嫌！嫌、離して！！」
真由は頭を振り、五十嵐から逃れようと体を動かした。
「君も望んでいたんだろ？」
「そっ、そんな事あるわけ無いじゃないですか！！
「俺は全部見てるんだ。真由ちゃんのマンコも、うんこするところも」
「止めて！！嫌っ！離して！！」
五十嵐の手が乱暴に胸を揉み、スカートの裾を捲り上げる。
「嫌っ！！！止めて！！！止めて！！」
「今に良くなる。気持ちよくさせて上げるから、、、」
首筋に舌が這わされ、ヌメヌメとしたおぞましさが真由の全身を駆けめぐった。
体を捩る度に五十嵐の手がスカートの奥に入り込み、胸に痛みを感じる。
「いやぁ！！やめて！！！」
誰も助けの来ない事務所に、真由の悲鳴だけが虚しく響いた。

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