人妻！人妻！人妻！

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登場人物

木下　美里：主婦（32歳）
木下　一　：単身赴任中（30歳）
木下　浩太郎：息子（3歳）

＊登場人物、内容はフィクションです。

９．戸惑い

　メールを読み終えた後、美里は焦りにも似た感情に追い回されていた。
浩太郎を風呂に入れ、いつもより早い夕食を取った。
ぐずる浩太郎を寝かせ付け終えたのは、夜の８時を少し回っていた。
胸のモヤモヤを抑えるように、直接缶ビールに口を付け喉の乾きを潤した。
夫の一からの電話を待ちながら、手に持った携帯を開き、保存した写真を見つめる。
淫靡な姿を晒すさやかと呼ばれる女。
何度見ても心が鷲掴みにされ、さやかと自分とを置き換えてしまう。
「ふぅ、、、」
溜息とも、喘ぎとも取れる声を美里は漏らした。
躰が火照るのはアルコールの為だけじゃない事を、ショーツの染みが告げていた。
一からの電話を待つ事に苛立ちを覚え、美里は自ら一に電話を掛けていた。
「もしもし？」
「私、美里」
「どうしたの？美里から連絡くれるなんて珍しいね。何かあった？」
「いや、、、特に何もないんだけど、、、」
「それなら良いんだけど。今月は帰れそうだよ」
「そう、浩太郎も喜ぶわ。」
「そう言えば、迷惑メールどうなった？」
「えっ？！」
「この間迷惑メールがどうのって言ってたでしょ？」
「あっ、、あぁ！あれね、ほっといたら来なくなった、、、」
「だろ？そんなモンはほっとけば向こうから諦めるから、、、」
「そだね」
「じゃぁ、帰る日にち決まったらまた連絡するよ、、、」
「解った、、じゃあね、、、」
電話を切った後、一の言う通りにほっとけば良かったと思った。
しかし、海から送られる淫靡な写真の誘惑に負けたのも事実だった。
美里は２本目の缶ビールを開け、携帯を手に取った。
携帯を自画撮りモードに切り替え、画面に映る自分を見つめる。
一に送るため、浩太郎と共に何度か使った自画撮りモード。被写体は自分一人。
異様な興奮が美里を包み、躰が火照り出す。
携帯を動かす度に変わる画面を見つめる。
時折映る胸元のアップや、うなじ、唇を見つめさやかと自分がラップする。
美里は缶ビールを置き、汗ばむ手でシャッターを切った。

カシャッ！

ビックリするほど大きな音と共に、小さなフラッシュが焚かれた。
「あっっ、、、」
美里は携帯の小さなフラッシュに目眩を覚え、躰が震える。
顔を背け目を瞑り、躰を捩り、数枚のショットを撮る。
フラッシュが焚かれる度に、ショーツの染みが増えていった。
携帯の小さなフラッシュに朦朧としながら、美里は今撮った写真を見直し愕然とした。
「えっ、、、」
着心地の良いパジャマに包まれた自画像の淫靡さは、さやかの物とは比べ物に成らなかった。
落ち込むような、悔しいような感覚に美里は捕らわれパジャマのボタンに手を掛けた。
震える手でボタンを外しブラを露出させ、パジャマのパンツを脱ぐ。
家着用のブラに、揃いの白いショーツ。
白いショーツには愛液の染みが滲み、染みの部分が張り付く。
美里は頭を振りながら立ち上がり、風呂場に向かった。
火照った躰にシャワーを浴びせ、鏡に映った濡れた躰を見つめた。
「んっ、、まだ、、、」
張りのある胸、少し肉は付いたが括れたお腹、形の崩れていない大きなお尻。
ゆっくりと手で撫で回し、美里はシャワーを止めた。
濡れた躰をバスタオルで包み、タンスの前で下着を物色する。
何枚かの下着の中から、黒いレースのガーターベルトを手に取った。

１０．自画像

　自分の知らない海と言う男の為に身に着ける下着。
美里はさやかと呼ばれる女に対する抵抗心と、フラッシュに酔っていた。
切なく胸が締め付けられるような感覚が美里を襲い躰が震える。
ガーターベルトを身に着け、ストッキングを身に纏う。
美里は官能をも身に纏う様にゆっくりと下着を身に着けていく。
「、、、」
美里は無言のまま下着の上に、白いブラウスを羽織りソファーに向かった。
ゆっくりとソファーに身を沈め、携帯を自画撮りモードに切り替える。
画面に揺れる姿を見つめながら、ピントを胸元に合わせた。

カシャッ！

カシャッ！

カシャッ！

フラッシュと共にシャッター降り、シャッターと共に携帯も降りて行く。
胸元から胸へ、胸から腹部、腹部からブラウスの裾に隠れたショーツへ。
「んっ、、、、」
美里はそこで手を止め一呼吸を置いて、ブラウスから肩を抜いた。
肩を抜かれたブラウスは美里の二の腕に留まり、ブラとショーツが露わになる。
「あぁ、、、」
美里は目を瞑り、再びさやかと自分とを重ねる。
他人には見せてはいけない姿を撮られてなお、喜びの表情を浮かべる。
羞恥とさやかへの嫉妬に身を焦がしながら、美里はゆっくりと足を開いた。
ソファーの上でＭ字に足を開き、携帯に収めて行く。

カシャッ！

カシャッ！

カシャッ！

シャッター音が鳴る度に、小さな喘ぎを漏らし身を震わす。
ソファーに膝立ちになり、顔が映り込まないようにローアングルからシャッターを切る。

カシャッ！

カシャッ！

カシャッ！

膝が震え、目眩に似た感覚が美里を襲った。
いつの間にかブラウスは抜け落ち、美里は官能に飲み込まれていた。
「あぁ、、、もぅ、、、」
美里は携帯をソファーに投げ捨て、寝室に向かった。
戻ってきた腕の中にはおもちゃの箱が抱えられていた。
もどかしげに、電マを取り出しショーツの上から秘裂にあてがう。
「あぁぁぁぁぁっぅ！」
狂おしいほどの刺激に美里は仰け反り、喘ぎ声を上げた。
「いぃ、、、あぁっぁぁ、、、もぅ、、いぃぃ、、、」
頭の中で海からの写真がスライドとなり、美里を責め立てる。
「あぁぁっ、、こ、、こんな所で、、、」
「んっあぁぁ！いやぁ、、恥ずかしい、、、、」
整った眉毛を快楽で歪め、口元から喘ぎが漏れる。
「あぁっぁ、、いぃぃ、、、あぁっぁぁ、、」
「あぁあっぁぁ、、、もぅ、、あぁっぁ、、」
ショーツは愛液に濡れ、ブラがはだけ堅くなった乳首が露出する。
美里はショーツを足から抜き取り、電マをバイブに持ち替え秘裂に押し込んだ。
愛液で濡れそぼる秘裂は抵抗もなくバイブを飲み込み、美里に快楽を与える。
「んっあぁぁっ、、んんっ、、、！？」
バイブのモーター音に、携帯の着信音が重なった。
「あぁぁっ、、、」
美里はもどかしげに携帯を手に取り、メールを確認した。

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舞さんへ

どうですか？
約束の時間ですが、写真撮りましたか？
お待ちしております。
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予想通りの海からのメールだった。
美里は震える手で携帯を操作し、メールを返信した。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
海さんへ

これが私の精一杯です。
もう、許して下さい。
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

美里は何枚かの写真を選び、海へのメールへ添付した。
恥ずかしさが一気に膨れ上がり、それと共に快楽が押し寄せた。
「あぁぁっぁ、、、んんっあぁぁぁっぁ！」
携帯を握りしめ、バイブを動かしながら美里は快楽に耽る。
「あぁっぁっぅ！あっぁぁっぁ、、、」
愛液が止め処もなく溢れ、お尻を伝いソファーを濡らす。
携帯が着信音と共に手の中で震えだし、海からのメールの着信を知らせた。
「あっあぁぁぁっぁ！」
手の平までが性感帯に成ったかのように、美里は声を上げた。

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舞さんへ

素敵な写真有り難う。
これで私も安心できます。
ところで、舞さん。写真で感じましたね。
ショーツにうっすらと染みが映ってますよ。
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「いやぁ、、、恥ずかしい、、、あぁぁぁっ！」
耳元で海の囁きが聞こえた気がした。
「あぁぁぁっっ、、もぅ、、もぅ、、、あっぁあぁぁぁぁ！」
美里は携帯を握りしめ、海の囁きを聞きながら一度目の絶頂を迎えた。

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