人妻！人妻！人妻！

上記の広告は１ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

登場人物

里香（あさぎ）　：３２歳

＊登場人物、内容はフィクションです

１１．忘れ物

　ピンポーン！
里香は洗濯物を干す手を止め、インターホンに向かった。
「はい、どちら様ですか？」
「宅配便です！判子お願いします！」
ハキハキとした若者の声がインターホンから響く。
「はい、ちょっと待って下さいね。」
里香は判子を手に玄関に向かった。
扉を開けると小さな小箱を手に、宅配のお兄さんが立っていた。
「え～と、里香さん宛に化粧品です。此方に判子お願いします。」
「化粧品？」
「はい、化粧品ですね。」
「、、、！」
里香はおもちゃを注文していたのを思い出し、顔を赤らめた。
それまで爽やかに立っていたお兄さんに急に恥ずかしさを覚え、顔を上げることが出来なかった。
「有り難う御座います！」
お兄さんはニッコリ笑って足早に立ち去った。
里香は慌てて箱を胸に抱え、扉にカギを掛けた。
鼓動が激しく波打ち、恥ずかしさに顔が赤くなるのを感じる。
それと同時に、何か期待めいたものも感じ箱を抱えたままソファーに座り込んだ。
「すっかり忘れてた、、、」
里香は部屋の中を見渡し、寝室に篭もりカーテンを閉めた。
中学生の時、友達の内で隠れて父親のAVを見るような感覚に襲われていた。
誰も居ない、夫が単身赴任から返ってくるのは数日後。
それでも、見られたくないと言う思いが強かった。
震える手で化粧品と書かれた箱を開けた。
箱に収められたピンク色のバイブと、電池がクッション材に梱包してあった。
「電池も付いてるんだ、、、」
妙なところに感心しながら、手に取ったバイブを眺める。
「ちょっと、大きいかな、、、」
夫のペニスと比べ、一回り大きなバイブにドキドキしていた。
「電池は、、、此処か、、、」
同包してあった電池を収め、スイッチを入れてみる。
「きゃっ！！」
低いモーター音と共に、うねうねと動き出すバイブに驚き思わず床に落としてしまった。
里香の手から離れたバイブは、床の上でのたうち回った。
「こんなの、、、」
恐る恐るバイブに手を伸ばし、里香はスイッチを切った。
震える手でバイブを布団の中に隠し、箱を手にリビングへ戻った。
バイブの淫猥な動きが里香の頭に焼き付き、それ以降の家事に手に着かなかった。

１２．期待と不安

　里香は早めの夕食を終え、シャワーを浴びていた。
トクトクと打つ心臓の音はこれから行う自慰への期待と不安の表れだった。
現に乳首は立ち泡の付いた手が触れる度に躰は反応し、秘裂からは愛液が沸き出す。
水流が躰を舐める様に伝い落ち、里香は小さく声を上げた。
「んっ、、、」
秘裂に延ばした手に愛液が絡まり、湿った音がシャワーにかき消される。
「あぁぁぁっっ、、、」
濡れた髪がうなじに張り付き、曇った鏡に映る姿が情欲を煽る。
「あっ、、んんっ、、、」
降り注ぐシャワーを頭から浴びながら、秘裂に指を這わす。
「あっ、、いけない、、、こんな所で、、、」
里香の生真面目は一度覚えた快楽を制止する事が出来ず、羞恥と劣情を煽るだけだった。
「んっ、、あっぁぁっ、、んっ、、、」
「あぁっぁっ、、、だめ、、んんっ、、、」
ガクガクと膝が笑い、里香は浴槽に手を付きしゃがみ込んだ。
「んっ、、あぁぁっっ、、んんっ、、、」
「あっっ、、んんっ、、んっ、、」
膝を突き浴槽に躰を預けながら、里香は指を這わせ続けた。
「あぁっ、、あんっ、、んっ、、、」
「あぁっ、、もう、、もう、、、あぁぁっ、、、」
全身から噴き出した汗が水流に紛れ流れ落ち、浴室に里香の声が響く。
「あぁっぁぁ、、んんっ、、、あっ、あっ、あぁぁっぁっ、、」
躰が高揚感に包まれ、ゆっくりと持ち上げられる感覚に身を任せようと膣内に指を挿入した。
「あぁっぁっ、、、あぁぁぁっぁ、、、」
そんな時、自慰に没頭する里香の耳が何かを捉え、現実に引き戻す。
シャワーの音に混じって聞こえる微かな電話の音。
「えっ、、、で、、電話？」
里香はヨロヨロと立ち上がり、バスルームを後にした。
濡れる躰にバスローブを羽織り、携帯の在る方へ歩みを進めた。
里香が携帯を手にすると、着信番号を残し携帯は沈黙した。
「あっ、、、」
夫からの着信であった。
里香は急に羞恥心に襲われ、バスローブの裾を正し電話をかけ直した。
　三回目のコールで聞き慣れた声が現れた。
「もしもし？里香？」
「えっ、、えぇ。ごめんね、お風呂入ってたから、、、」
「そうなんだ、こっちこそごめん」
「良いの。どうしたの？何かあった？」
「うん、今週末帰れそうなんだ。会議がそっちで在って」
「えっ！そうなの？嬉しい！」
「うん、また、詳しい時間が判れば連絡するよ」
「うん、待ってる」
予定外の夫の帰宅に、里香は嬉しそうに電話を切った。
そわそわと部屋を見渡し、夫が帰る準備を考えた。
先程までの淫猥な女の顔は消え、笑みが浮かんでいた。

←前を読む　　続きを読む→